初めまして。新卒エンジニアの佐久間です。
10ANTZではクライアントサイドエンジニアとしてUintyを扱っています。
2019年に新卒で入社してはや半年が経過しました。
自分が10ANTZで学んできたことを記述していきます。
目次
研修
研修は2ヶ月間あり、職種によって研修期間や内容が異なっていました。
その中でも一番苦労した新卒アプリケーション制作について記述します。
新卒アプリケーション制作
僕と同期のクライアントサイドエンジニアの2人で2週間の期間でゲームを1本作る課題がでました。
企画
テーマの指定が無かったので、”10ANTZにはない新しいものを制作したい”
という考えから音楽ゲームを制作することにしました。
こちらはその時の企画書です。
ゲーム内画面
ゲームの大まかな内容は、右上と左上の2箇所から降ってくるノーツの種類に合わせてDJのディスクを操作する音楽ゲームとなっています。
こちらは完成物のスクリーンショットになります。
成功した点
他の職種の新卒を誘った
最初はエンジニア2人で開発を進めていたのですが、エンジニアだけだとイラストや企画が弱くなってしまいがちだと気付きました。
そこで上長に相談することで、同じ同期のデザイナー2人とプランナー1人を誘って計5人で制作をすることができました。
これによりゲームのクオリティを上げることができました。
意見のすり合わせ
コミュニケーションツールとしてSlackを使用していたのですが、Slackだけで終わるのではなく顔を合わせて話し合いをちょくちょくしていました。
なぜならSlackだけでは伝わりにくいこともありますし、話し合ってモチベーションを上げることもできるからです。
その結果もあって、これは本当はこういう風に作って欲しかったんだけど・・・といった意見のすれ違いが起こらずに制作することができました。
苦労した点
ディスクの回転判定
DJのディスクの操作で1回転させるものがあり、実装がうまくいかず1日過ごしてしまいました。
その1日の間に上長や同期に質問していたのですが、理解できずにいました。
1回質問したのにまた?と思われるのが嫌で中々質問しにくく時間だけが経過してしまいました。
このままでは進まない、と思い「実は理解できていなくて・・・」と質問すると快く応じてくれ、理解するまで聞くことの大切さを学びました。
研修を経て
技術的な点から学ぶことも勿論できましたが、それ以上に自分の意見を相手に伝えることを学びました。
企画や進捗報告の段階では、〇〇も入れたらどう?のような意見を出すことによりそれに対する答えが帰ってきて話が膨らみます。
開発の段階では、〇〇教えてくださいと意見を出すことで自分の進捗を完全に止めることはなくなりますし、自分も相手も成長できます。
配属して
6月からプロジェクトに配属し、実際にゲームの開発に携わることになりました。
やっておいてよかったこと
質問する
配属先はもうすでに運用されているプロジェクトで、いざ自分にタスクを振られるとどこの何を変更すればいいんだ・・・となって手のつけようがなくなりました。
「先輩にこんな簡単なこと聞けないよな・・・」「今忙しそうだよな・・・」と感じていました。
ですが、質問しないと始まらない経験を研修中に得ていたので質問しました。
そうすることで、先輩は優しく教えてくださいますし自分の力にもなります。
メモを取る
いくら優しい先輩でも同じことを何回、何十回も聞くと流石に腹がたつと思います。
メモを取ることによりそれを防ぐことができますし、先輩から口頭で伝えられたことをメモして見返すことで頭の中で整理して、作業にすぐに取り組むことができます。
自分はBoostnoteというmacのメモ帳に残タスクやAssetBundleを焼く手順をメモしています。
紙のメモ帳とは違い、探す手間が省けるので何回も見返すようなことは紙よりもデータのメモ帳を利用すると良いと思います。
失敗したこと
現在の作業の報告
仕事の流れとして、仕様書を頂いてそれを見ながら作業に取り掛かります。
研修の時にはちゃんとした仕様書がなかったのでこまめに報告していたのですが、「仕様書があるから完成してからでいいや」と思ってしまい実装を終えてから確認してしまいました。
すると仕様書を汲み取れきれていなかったり、実機に焼いてから〇〇を調整してほしいといったことで余計に時間がかかってしまいました。
今はその失敗を活かし、キリのよいところで認識のズレがないかを確認するようにしています。
今後の目標
自分には目標があります。
それは、新しいグループを1つ立ち上げることです。
10ANTZには職種毎にグループがあります。
例えばエンジニアなら開発グループ、デザイナーならデザイングループのようになっています。
そこに1つエフェクトグループを立ち上げてShaderをメインに各ゲームのクオリティをあげたいと考えています。
なぜなら、アーティストの魅力を今まで以上にあげることができるからです。
例えば、カード1枚にしてもキラ付けをしてあげるだけでカードの付加価値を上げることができます。
そしてShaderは軽いのでゲームに影響が出にくいです。
グループを立ち上げる目標を達成するための小目標として、
- Shaderへの知識を深める
- 今のプロジェクトの一部をShaderで書いてみる
この2つがあり、これらを積み重ねていけば達成できる目標だと考えています。
2つ目の小目標はまだ着手できていませんが、1つめの知識を深めるに関しては技術ブログという形で行なっています。
そのブログがこちらになります。
これからも技術に対して貪欲に学び続けていき、エンジニアとして頼られるような存在になっていけるよう努力していきます。