今一: 人によりますが、腰とかはまぁ時間かかる方ですけど、肩こりなんかは比較的容易に取れますね。
Taka: あ、肩もお腹で治っちゃうんですか?
今一: はい。
Taka: それはどういうメカニズムですか?肩こりって筋とか姿勢の問題じゃないんですか?
今一: おっしゃるとおりで、筋とかも張ってるんですけど
さっきしこりって言ったじゃないですか、あれが身体の中で糸みたく引っ張るんですよ。
それで痛くなるんです。
だから、わかりやすく言うと、
すごい腰の曲がったおばあちゃんとかたまにいませんか、不自然に曲がりすぎているというか。
あの状態はやっぱりそういうことなんです。
ここらへんにしこりができて、それが身体の中で結びついてものすごい引っ張ってるんです。
それがぐ〜って時間をかけて骨まで曲げてしまうという。そんなメカニズムじゃないかなと、先生とはそういうふうに話しますね。
Taka: しこりができる原因は、毎日の悪い姿勢、てのはあってます?
今一: あってます。身体の中が滞るので。
Taka: そうやってできてしまったしこりをほぐすことによって、楽にはなるけども、
やっぱり良い姿勢を保たないと、またなるってことですよね?
今一: なりやすいんですけれど、面白いことに、14日間に1回はほぐせば、そのしこりが定着しないんですよね。
なぜ14日かってのはわかってないんですけど、目安としてはそのくらいです。
だからケアすれば流れてくれますね。
Taka: 不思議ですね笑
今一: 不思議です、はい。
肩も治るし、これ先生の患者さんなんですけど、髪の毛が生えてきたっていう男性の患者さんもいます。
Taka: それは血行ですかね?
今一: そうですね。あ、でも西洋医学的に言うと「血」じゃないですか。
東洋医学や腹診的に言うと「血」の他に「水」もあるんです。
その身体の中の「水」が綺麗になったりだとか、廻りだす・巡りだすということで身体の状態が上向く感じかと。
Taka: 結構なんでも治る感じですか?肩こりも治る、ハゲも治る、、
今一: はい、あと大きなところで言うとガンですね。あと認知症とか。
Taka: 認知症も!
今一: 認知症もメカニズム的には、やはり頭に「老廃物」や「毒素」などが詰まっているっぽいんで。
大切なこととしては、身体に指令を出しているのは脳だと考えられていますが、実は「臍(へそ)」が司令を出しています。ですので、あくまで自分のやることとしてはお腹周りをほぐしてヘソが動きを取りやすい状態にサポートするのみです。そうするとあとは個々それぞれ自分のヘソが身体のバランスを整えてくれるので間違いないです!つまりはなんでも治るという表現よりは、「症状が改善」するって感じで「根本治療」というのにすごくひらけていると感じています。
や〜でも怪しいですよね、こういう話してると
Taka: いや、そういう西洋医学ではない側の、まだ解明されていない医学てのは全然あると思いますよ、世の中に。
健康法とか、ヨガみたいな。
今一: そうですね、だからそのしこりを漢字で書くと「邪」とか書いたりするんですけど、
やっぱり病は気からで、
姿勢が悪いから血行とか水が滞って固まってしこりになるっていうのは、もちろんあるんですけれど、
やはりすごく気をつけるところは「心持ち」っていうのはありますね。
心から病気になるっていうのは、一番の根本じゃないかなと感じます。
Taka: それはありますよね。
このストレス社会である現代社会において、心を常に健康に保つにはどうすればいいですか?
今一: そうですね、やっぱりケアすることなんだと思います、そこは。
Taka: どうすればいいですか、それは
今一: 僕の場合で言うと、一応お腹を施術できるので、外から働きかけるということができますが
Taka: ほー、腹診をすることによって心もケアできると
今一: もちろんです!
むしろ自分の場合はそれが大きかったので。
「心身(しんしん)」て読むじゃないですか、やっぱりつながっているんですよね、心も身体も。
だから、ぶっちゃけどっちからでもいいんです。
身体からでもいいし、心からでもいいし。
心からというのは、お話を聞いたりだとか、一緒に笑ったりだとか。
Taka: それは良いですね、腹診によって直接しこりをほぐすだけでなく、心にも働きかける
今一: 働きかけます、はい。
心にもしこりがあるってことですね。そのしこりが心身を苦しめているので、それがなくなったら気持ちが楽になりますよね。
本当に思い悩んでいたりだとか、憂いていたりだとか、
たまにイライラしたりだとか、心身のしこりがなくなったら、それが綺麗にスーッと抜けていくイメージです。
お腹だけパーンとしてる方いませんか、そういうお腹はかなりイライラしてるかもしれません。
そういう方のお腹をほぐしてあげると、そのパーンとしたお腹もしぼんでいくんですよ。かなり楽になると思います。
Taka: ストレスとかそういう感情的なものの発生と、体への変化の発生というのは、結局は同時なんでしょうね
今一: おっしゃる通りだと思います
Taka: 今一さんてその他、常にやっている健康法って何かありますか
今一: そうですね、一番はやはり自分で身体をケアできるので、ほぐすってことはやってるんですけど
Taka: 自分で自分のお腹を?
今一: そうです、なのでみんなできるんです、自分で。
人間の体って面白いもので
お腹って超触りやすいじゃないですか、すぐに自分の手で触れるので。なので超ケアできるんですよ、みんな。
って不思議なところがありますね。
あともう一つはやっぱり、心持ちを大切にしているところがあります、はい。
起きてない不安は思い悩まないというか、結構あっけらかんとしてますね笑
Taka: それがなかなか性格的に難しい人いますよね。
どうすればいいですか、自分の考え方や生活スタイルを矯正していったほうがいいですか。
今一: いやいやいや、矯正はよろしくないですね。
痛いんじゃないですかね、矯正すると強いんで。
やっぱり「ほぐす」ですかね笑
ゆっくり背中さすったりだとか、それにタッチセラピーというのもありますよね。
お母さんが子供を撫でてあげると不思議と熱が引くとか。
Taka: じゃあ思考法とか哲学を教えるわけではないんですね
今一: ではないです。
話を聞いたりだとか、話すだけでも、ホント楽になるので、心が。
そこは楽しく。
Taka: 楽しく話す。
食事はどんな感じでやられてますか?
今一: やはり自分は気をつけてますね。
できる範囲で自然由来のものを口に入れるようにはしています。
みんなができるところとしては、これはかなり効果があると思うのですが。。
食事療法としては、良いものを食べるというよりは、やはり「省く」方が重要なんですよね、実は。
Taka: 食品添加物とかジャンクフードとか
今一: そうですね、できたらそっちを省く方が効果があります。良いものを食べるよりも。
倉庫にいっぱい荷物が溜まっているような状態ですね、いっぱい食べている人は。
それだと良い物を食べたって入ってこないので。
倉庫に溜まっているものをどんどん外に出してあげる方が先ですね。
Taka: スポーツって何かされてるんですか
今一: ああ、僕、してないんですよね笑
Taka: 意外ですね笑 ウォーキングとかは
今一: そういうのは確かにしてます。
子供と週末に身体を動かして遊んだりだとか、そういう感じですね。
Taka: うちもそうですけど、ゲームクリエイターたちとか、IT業界で働く人たちへの健康アドバイスをいただけますでしょうか
今一: これもでもほんとに難しいところですね。
やはりこの業界不健康な人が多いと思います。
Taka: 特にそれはどういうところですか。
ずっと座っている姿勢がなのか、残業が多いとか、不健康のもとって何ですか?
今一: 忙しすぎるっていうのは一番だと思います。
でもやはり姿勢だと思いますね。
犬にずっと同じ格好させて座らせてたらすぐ病気になってしまうと思うんですよ。そんな感覚ですね。
だから逆に見れば、人間は超体強いです。
よく生きてるなと思います、本当に。
Taka: 何かで読んだんですけど、座っている時間を減らせば減らすほど、寿命が伸びるらしいですからね
今一: 本当にそうだと思います、はい。
身体にすごい負担かかるんですよね、同じ姿勢というのは。
Taka: そんな忙しくてストレスもありそうな業界に、なんでわざわざ来たんですか。
今一さんであれば、田舎で野菜作ってそうですが笑
今一: まあ、もともとこっちでデザイナーの仕事をやっていたので、そこがメインですね、はい。
ただ沖縄での自給自足は考えてます笑
Taka: 科学技術が発達している現代でも、そういう人間本来のパワーを使った東洋医学って、逆に今後注目されていくと思うんですよ
今一: そうですね、やっぱり身体を診るって事は、イコール心を診ることなんで、むしろ心のほうが大事かもしれません。
Taka: わかりました。
この前、今一さんにはちょっとだけお腹触っていただいたんですけど、今度じっくり診ていただきたいと思います。
今一: わかりました笑
Taka: 今日は貴重なレアなお話ありがとうございました。
今一: ありがとうございました。