■概要

進化が著しいAI技術を総合して、即席でオリジナルVtuber（バーチャルアイドル）を作る方法をまとめてみました。

（目次）

キャラの見た目を生成
トークの内容(シナリオ)を生成
シナリオに合わせて動画を動かす

1. キャラの見た目を生成

Leonard AI（2023/8月時点でのおすすめ）

https://leonardo.ai/

Stable Diffusionを使用した画像生成PFがたくさん出てきている中で、機能が豊富で使いやすい。

Google Collaboや自PCにディプロイすることなく使える。

（特長）

・たくさんのモデルが用意されている

・画像を融合させる機能(img2img)

・画像のポーズだけマネる機能(ControlNet)

・足りない部分を補完してくれる機能(AI Canvas)

・たくさんのモデルたち

“Platform Models”というのは、運営側が用意した高品質なモデル

リアル系

かわいい3Dキャラ系

ドット絵

ゲームに使えそうなマップ系

アイテム系

・ユーザーが作ったモデルたちも

（モデルの作り方）

独自モデルも、WEB上から簡単に作れる。

・40枚の高画質な画像から(png)

・768×768にサイズを合わせる

・学習開始して、モデルができるとメール通知がくる（1日くらいかかる）

実際にキャラクターを作ってみよう

気になるイラストを見つけたら、それをクリック

プロンプト（呪文）、ネガティブプロンプト（反対呪文）、使用したモデル、その他詳細設定が見れる。

モデル部分の「→」ボタンをクリックすると、そのモデルを使用しての画像生成画面に遷移する。

※もし見本そっくりの画像を生成したい場合は、seed値も合わせる。（グリーン部分）

プロンプト（呪文）、ネガティブプロンプト（反対呪文）を入れて、好みの設定を施したら、「Generate」ボタンを押して生成開始。

（左側のメニュー）

・トークン数：画像生成するごとに消費。毎日150トークンくれる

・生成する枚数：トークン節約のために一度に２〜３枚程度で

・生成する画像のサイズ：サイズが大きいと消費トークン大

生成完了。

できたキャラクター

その他、便利な機能

・img2img

画像の見た目（顔以外）に寄せる

“Image to Image”タブをONにして、グリーン枠部分に好きな画像をセット。
その状態で”Generate”すると、顔は先ほどのキャラのままで、その他の部分はセットした画像に寄せてくれる。

※更にセットした画像に寄せたい場合は、”Init Strength”の値を上げる。

・ControlNet

ポーズを指定

さらに”ControlNet”をONにして(“Pose to Image”を選択)、”Generate”すると、ポーズだけをマネしてくれる。

・AI Canvas

修正したい画像をアップ

頭が切れちゃっているので、そこをAIに描き足してもらいたい。

枠で覆って、プロンプトに「どんな絵を描き足してほしいか」を記入して”Generate”

例では、「帽子と空」を描き足してほしいので、”hat and sky”と記入しています。

生成されたものでOKであれば、Acceptしてダウンロード。

マスキングして部分修正することも可能。

例えば、目を閉じている画像が欲しい場合、目の部分だけマスクをかけて、

プロンプトに”closed eyes”と記入して”Generate”

目を閉じている画像が生成された。

結果

→　　→　

2. トークの内容(シナリオ)を生成

ChatGPT

https://chat.openai.com/

「面白いトークネタを考えて。テーマは「暑い夏」」

できたトークシナリオ

「皆さん、夏の暑さって我慢できますか？先日、聞いた驚きのニュースをシェアしますね。
都内のとあるアパートで、男性が巨大な氷の塊を浴槽に入れ、自宅で極楽氷風呂を楽しんでいたんです。でも、ここで事件発生！暑さのあまり熟睡してしまった彼は、気がついたときには氷が完全に溶け、浴室が水浸しに！隣の部屋にも水が流れ込んでしまい、住人たちとトラブルになってしまったんです。
また、ある女性は、夏の暑さ対策として冷蔵庫に頭を入れて涼んでいたそう。彼女のインスタにはその様子を撮った冷蔵庫セルフィーが大量にアップされていて、新たなトレンドになるかもしれないと話題に！
暑さって、人をクレイジーにする力があるんですね。皆さんも、夏の暑さでやらかしたことや面白エピソードがあれば、ぜひシェアしてください！」