25年新卒が担当したアプリリニューアル。入社半年で得た学びとは

WRITER: ほ〜り〜
2025/10/06

はじめに

初めまして!2025年新卒でクライアントエンジニアとして入社した、ほ〜り〜です。

私が好きな、アーティストやプログラミングを仕事にしたいという思いから、10ANTZへの入社を決めました。そんな念願叶って入社してから、あっという間に半年が経とうとしています。

この半年間、多くのことを経験し、そこから特に3つの学びを得ました。今回は、そのことについてお伝えしたいと思います。

 

半年間で行ったこと

入社〜配属(4月)

4月は、一人の社会人として、そして会社の仲間として働くための基礎を固める月でした。ビジネスマナー研修や、各職種の業務概要を学ぶ研修を通して、開発フローや組織全体への理解を深めていきました。

また、約2週間のハッカソンで、同期5人(プランナー3人、デザイナー1人、エンジニア1人)で一つのアプリを開発しました。開発やプレゼンについて実践的に学び、同期との絆も深めることができました。

配属直後(4月下旬〜5月)

4月下旬からは「ひなこい」というアプリのプロジェクトに配属され、OJT研修が始まりました。同プロジェクトの先輩がトレーナーとしてついてくださり、各ツールの使い方やプロジェクト内のルール、開発方法や運用方法について丁寧に教えていただきました。

この時期は、小さな実装タスクを行いながら、コードの内容や構造理解を深めていきました。大きなプロジェクトの全体像を一度に把握することは難しかったため、まずはタスクで触れる部分を中心に理解を深めていきました。

リニューアル開発(6月〜9月)

6月からは9月15日のリニューアルに向けて、動き始めました。私は「課外活動」というページの機能修正・開発を担当しました。

マスターデータの読み込み方やサーバーとの通信方法、既存コードに追記する際の考え方など、実務を通して様々なことを学びながら開発を進めました。8月には担当箇所の実装が概ね完了し、その後は実装箇所で発見した不具合の修正や、リニューアル全体のUI修正の一部も担当しました。

  

 

失敗から学んだこと

この約半年の間に、私は多くの失敗をしてきました。今回は、その失敗から学んだ、重要だと感じている3つのことを紹介したいと思います。

自分の考えを持ちながら業務を行う

タスクを行なっていく際、私はとにかく「動くものを作る」ことに必死でした。その結果、既存コードを確認してそのコードを真似したり、処理が重くなるコードを無意識に使ったりしていました。しかし、コードレビュー等を受け、ただ動けばいいという考え方は良くないと痛感しました。

そのため、運用されているコードを過信せず、しかし自己流で新たな不具合を発生させないように、自分の考えを持ちながら業務を行うことを心がけています。これは、未来の私やプロジェクトメンバーがスムーズに開発を進められるよう、効率的で保守性の高いコードを書くことの重要性を学んだからです。単なる実装だけでなく、設計まで含めて「なぜこのコードが必要なのか」「この書き方は本当に最適か」と自問自答することで、より良いものを作っていきたいと考えています。

やりすぎと思われるくらい確認を行う

プロジェクトに配属されて間もない頃、私の確認不足が原因でアプリに不具合を出してしまい、迷惑をかけてしまいました。この経験から、細部まで確認を怠らないよう意識するようにしました。特に、Unityでのオブジェクトのアタッチ忘れや、nullチェック、コメントアウトの外し忘れといった初歩的なミスで動作しないことが多々あったため、タスクが完了したと思っても、再度見直すようにしています。自分が書いたコードが、いつ、どこで、誰に影響を与えるのかを常に意識し、責任感を持って確認まで怠らないことを心がけています。

また、プランナーから依頼された内容をそのまま鵜呑みにするのではなく、確認を行うことで、本当に実現したいこと、真意は何かを考えるようになりました。ただ言われた通りに実装するのではなく、意図を汲み取ってより良い解決策を提案できれば、信頼されるエンジニアへの一歩を踏み出せると考えています。

やるべきことを細分化し、1つずつ着実に行う

リニューアルという規模の大きい開発を行っていたため、どこまで実装できているかを把握するのが大変でした。開発を行う前にトレーナーの助言のもと、各機能のやるべきことを分割していたおかげで、ある程度は全体像を把握できていました。しかし、より明確にするため、分割した一つのタスクに対してもチェックリストを作成し、一つずつ着実に確認しながら進めるようにしました。

この「細分化」は、リニューアルという大規模な開発だからこそ、特に重要だと感じました。タスクを細かく分けることで、今自分がどの作業のどの部分に着手しているのか、そしてどこで遅れが生じているのかが明確になります。これは、自分自身の進捗を管理するだけでなく、プロジェクトメンバーとの情報共有をスムーズにし、助けを求めるタイミングを的確に判断するためにも不可欠なことでした。

 

まとめ

この半年間を振り返ると、技術的な知識はもちろん、チームでの働き方や社会人としての心構えなど、本当に多くのことを学ばせていただきました。

また、アプリのリニューアルという大規模なプロジェクトに、新卒一年目から関わることができたのは、私にとってかけがえのない経験となりました。この半年間で得た学びを胸に、これからも一人前のエンジニアを目指して、一歩ずつ着実に成長していきたいと思います。

 

最後に

9月15日にアプリのリニューアルがリリースされ、3週間ほどが経ちました。ユーザーの皆さんからの反応を直接見て、大きなやりがいを感じています。リニューアル開発は大変なことも多かったですが、それ以上に得るものが多く、とても楽しいものだと実感しています。

しかし、その一方で、私が実装した箇所からいくつかの不具合が発生してしまい、反省しています。同じミスを繰り返さないよう、今回の経験を胸に、より一層気を引き締めて開発に取り組んでいきたいです。

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